マシュマロの作り方はいろいろありますが、一般的なものは砂糖・水飴を水で溶解し、煮詰めた糖液に予め、水に溶解した起泡剤を加え、混合し、泡立器（ホイッパー）で強く撹拌し泡立てるもので、家庭でもハンドミキサー等を用い、手軽に作ることができます。

■自分でマシュマロを作ってみる

量産体制の工場においても、一般的には大気圧下、縦型のオープン式ミキサーで製造されますが、この方法は最近、加圧下のパッチ式か、連続式ミキサーによる製造におきかえられつつあります。

連続式ミキサーにおいては、連続的に空気の強制注入を行い、希望の比重まで泡立てるもので200〜400％のボリュームアップが容易にできます。

又、連続ミキサーによる製造は
　１．均質な比重（泡）のマシュマロが得られる。
　２．衛生的な空気の注入が可能である。
　３．原料、混合、泡立、等の工程管理が合理化され安定した製品ができる。
　４．全体のシステムが密閉されるので衛生的である。
等の多くの利点があり、品質の向上と大幅な大量生産をはかることが可能です。

いずれもミキサーで泡立てられたマシュマロは希望の形に成形され冷却乾燥工程を経て、ゲル化の安定がはかられ、選別、計量後、包装されます。



市場には多くのマシュマロ製品をみかけますが形状から、それらは大きく、２つのグループに分けられます。１つはスターチの型や、ビスケットの台上に希望の形に絞り、成型するデポジッター製品と、もう１つはノズルから連続的にスターチ等に押し出し、切断成型するエクストルーダー製品です。製法は希望する製品の種類により選択されますが、プレーンマシュマロにおいては、品質的に安定した後者が世界的にみて、マシュマロ製品の主流を占めているようです。